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特集

2022/12/06 15:34

「用の美」を原点とする益子焼

益子焼は、江戸時代末期、笠間で修業した大塚啓三郎が窯を築いたことに始まると言われています。

以来、優れた陶土を産出すること、大消費地東京に近いことから、鉢、水がめ、土瓶などの日用の道具の産地として

発展をとげます。

1924年に濱田庄司がこの地に移住し、「用の美」に着目した柳宗悦らと共に民芸運動を進めるかたわら、地元の陶

工たちに大きな影響を与え、「民芸品」としての側面ももつようになります。

若手からベテランまでここに窯を構える陶芸家も多く、その作風は多種多様です。

出典:益子町公式ホームページより



益子焼の特徴は、陶土に他の物質を加えないことから厚みのある焼き物に仕上がることです。重さや割れやすいことが欠点と評されることもありますが、手に馴染みやすい益子焼ならではの魅力ともいえます。
益子焼の釉薬には石材粉や古鉄粉が使われ、犬筆を用いて色付けが行なわれます。重厚感のある色合いとなるとともに、ぼってりとした見栄えです。
益子の陶土は釉薬がのりやすいことから、白化粧や刷毛目(はけめ)といった様々な伝統的な技法により、独特の味わいのある力強い作品が生み出されています。


信越線横川駅で発売開始し、
これまでに約1億7000万個発売している大人気駅弁、『峠の釜飯』に使用されていることでもお馴染みです。